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夜勤の仕事ってどんな感じ?
急性期病棟の場合
急性期病棟では症状が進行段階にある患者さんや、状態が安定されていない方、術後間もない方などが多く入院されています。夜間に急変するケースが目立つため、細心の注意を払いながら巡回するようにしましょう。患者さんが心電図モニタや人工呼吸器といった医療機器を利用されている場合は、それらの機器が正常に作動しているかチェックをします。日中は臨床工学技師が機器の管理を行っている病院でも、夜勤時には手薄な場合が多く、なにかトラブルがあった際には夜勤看護師が対応することに。突然の事態に慌てなくて済むよう、医療機器に関する知識もしっかり養っておく事が大切です。あとは、バイタルチェックをしたり睡眠の様子を確認したりします。
点滴の交換が必要な患者さんも急性期病棟には多いです。日中は患者さんのほうから点滴終了のナースコールをもらえますが、夜間は就寝中のため看護師自身がしっかりと時間の把握をしておかなければいけませんね。
療養型病棟の場合
療養型病棟に入院されている患者さんの割合の中で最も多いのが高齢者です。高齢者が多い病棟では患者さんがしっかりと睡眠を取れているかチェックすることが大切。入院して日が浅い方は特に慣れない場所での生活に不安を感じ不眠に陥ったり、ナースコールの操作が分からず、不快な症状を抱えたまま長い時間を過ごしてしまうということもあります。患者さんが毎日穏やかな気持ちで就寝できるようこまめに巡回したり、眠れないときには睡眠薬の服用を促すのも仕事の一つですね。
あと、気をつけたいのが患者さんの転倒です。「トイレに起き上がるときに足がもつれた」「認知症があり、夜中に徘徊しようとして転倒した」など下手すると事故につながってしまうような事例が高齢者の多い病棟では後を絶ちません。転倒を防止するには、ベッドサイドの柵が上がっているのを就寝前にしっかり確認したり、排泄時にはナースコールを押してもらうなどの基本的な取り組みを続けることが不可欠です。
老人ホームなどの施設の場合
介護老人保健施設や特別養護老人ホームなどの施設の場合、夜勤に入る看護師の人数がたった一人、というところもあります。もちろん、施設の形態や規模によって人数は変動しますが、病院に比べると明らかに看護師の人数が少ないです。そのため利用者さんが急に体調不良を訴えられた場合、限られた人数で対応しないといけないので大変。経験の浅い方だと、急な事態に気が動転してしまうかもしれませんので、施設の夜勤専従として活躍するのであれば、ある程度経験を積んだ看護師さんが向いていると思います。(穏やかな夜の方が断然多くはあるんですけどね)
仕事の内容は巡回、排泄サポートが中心です。認知症の症状が顕著に現れている患者さんは、特に目をかけるようにしておきましょう。